治療期間は動的治療1.5~2.5年 保定観察3~6年
治療回数は動的治療5~20回、保定観察10~20回
乳歯が永久歯に生え替わる時期は、ちょうど顎の骨格の成長がピークを迎える時であり、その成長力を利用して、小さい顎を大きめに成長させガタガタの歯を並べるスペースを確保したり、出っ歯や反対咬合を早めに改善し、骨格への悪影響を抑えたりするために大変重要な時期なのです。
永久歯が生えそろってから必要に応じておこなう矯正治療(第2期治療)において、便宜抜歯(歯を並べるスペース不足解消のための抜歯)を大幅に減らすことが可能です。
永久歯が生えそろってからの第2期治療(ワイヤーを使用した矯正治療)の期間を半減出来たり、2期治療そのものが不必要となる場合もあります。
交叉咬合や反対咬合のお子様においては、顔面が左右非対称になるような骨格のゆがみや下顎骨の過成長(しゃくれ)を予防できます。
埋伏歯(歯が生えず、骨の中で停滞する事)や、先天欠損歯(永久歯の本数が不足する事)を早期発見し、歯並び・咬み合わせへの悪影響を最小限に抑える事ができます。
◆自由に着け外しできるため、快適に飲食ができる!
◆歯磨きしやすく虫歯や歯肉炎になりにくい!
◆痛みをほとんど感じない!
◆発音や呼吸に影響ありませんので、学校の授業中も装着可能!
今一度、お子様の歯並びをチェックしてみて下さい。
反対咬合については乳歯列期の3~4歳頃からの早期治療が可能です。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)というマウスピース型の装置を就寝時にお口に入れておくことにより、舌の位置を正しく誘導し、反対咬合を改善します。
舌を高位に誘導する
舌圧と口唇圧の
バランスがよくなる
反対咬合が改善される
最近のお子様は昔に比べ、虫歯が減少してきました。これは「口腔に対する意識向上」「歯科医師の啓蒙活動」「学校での歯科健診」などの成果の賜物です。
それとは逆に、最近は顎が小さめで、歯の生え替わるスペースが不足し、咬み合わせに様々な問題点を抱えたお子様が目立って増加しています。
しかしながら、虫歯にならないと当然歯科医院に行く機会も減少するので、矯正治療の必要性やその開始時期を指摘されないままになる事が多々あります。
また学校歯科健診においては、レントゲン撮影はおこなわないため、生えてくる前の段階での永久歯の異常(本数が足りない、方向や位置が悪く生えてこない 等)は見落とされ指摘されず、どんどん歯並びが悪くなることもありますので注意してください。
重要なのは、矯正治療を開始するタイミングであり、乳歯から永久歯に生え替わる小学生の間が最も適しているということです。
開始時期が適正であれば、永久歯を抜く必要性がなくなったり、骨格的な問題への悪化を予防できたり、さらには治療期間が短縮され、治療費用も軽減したりと多くのメリットがあります。
当クリニックは、矯正相談(カウンセリング)をおこなっております。
矯正専門歯科の豊富な経験から、治療の必要性の有無・最適な開始時期等をわかりやすくご説明致します。
なので、大切なお子様の矯正開始の最適なタイミングを逃すことなく、ご安心頂けると思います。
美しく健康的な歯並びは、親からお子様への最高の贈り物です。
ぜひ、ご相談下さい。お待ちしております。